学び、活かす《創作TALK2021-2022によせて》

カテゴリ:記録 投稿日:2021-12-31

もう一年が経ったんだね。
今年は特に早かった気がする。というか年々早くなる。
これについては、『自分以外の人間の人生に介入する重さと比率が高くなるにつれて加速する』ものだと思っていて、今年は家族に私の時間を分け与えていたから早く感じるんだろう。家族もそれぞれ、人生の分岐点に立っていたからね。

創作に関しては、ここ数年、創作TALKさまが一年の締めくくりを教えてくれるようになっている。
こういうシステムがないと、私のような「まあ、なんとか生きてたしいいっしょ」という人間は、自分のやったことを振り返ることすらできないので、とてもありがたいです。ありがとうございます。

今年も例によって、自分ではあまり活動できてなかったと思ってたんですけど、振り返ったら案の定、思った以上にしてたのでまとめます。

軽く自己紹介しますと、趣味で文章を書いています。
制作はWEBと物理本が3:4ぐらい。Twitterが主なフィールド。
写真も好きですが、最近はもっぱらiPhoneです。

1月

テキレボEX2のイベント終了が近いということで、宣伝をいろいろ楽しんでみたりしていましたね……
「物語を読みたい?うごかしたい?」っていう選択肢は、雑多な本棚のウチらしくていいですよね。

が、緊急事態宣言発令に伴い、イベント終了が延期。

2月

300字『CM』お題:運

昔、ドラマ仕立てのウィスキーのCMかなんかがあって、そのテイストで書きました。ちょっとラジオCMっぽいかも。

文芸ひより 参加(幻奏世界)

ピクトスクエアにて開催されたイベント、文芸ひより様に、幻奏世界として出店しました。
初お目見えは、カードサイズのセロファンに掌編をのせた蛇腹折本、『カラフル』。

新刊『カラフル』に収録した作品は、以前カードガチャでお送りした幻奏作品になっています。

テキレボアンソロ参加『電書鳩は国境を越える』お題:手紙

オリジナルシリーズ『宵闇の溢れて朝』の世界観。旅先で知り合った元遺伝子組換兵士のメラクと元敵軍属AIが手紙によって交流するサイエンスファンタジー。
あまり悩まずに気持ちよく掘り出せた、いい話でした。

テキレボ延長に伴って、お品書きを作り直したり。

3月

Twitter300字SS 参加 『嫉妬心顛末』お題:隠す

本人が幻想を信じている場合にどんな悲劇になるか、みたいなことを書きました。

4月

テキレボ発送!

わくわくお試しセットで『この本に出会った日の(ことを書いておく)しおり』をお届けしました。
出会った本との思い出を書いておけるメモ型しおりです。
(『このしお』についてもし興味をもっていただいたら、以下の画像リンクから記事が読めますのでどうぞ)

『この本に出会った日の(ことを書いておく)しおり』

テキレボは、4月18日の出荷梱包お手伝いに行きました。テキレボの仕組み(いろんなサークルの作品を一つにまとめて送ってもらえる)は、利用者としては非常にありがたくうれしいものだけれど、開催側に回るととんでもない労力が必要だとわかりましたね……。

ただ、コロナで先の見えないあの時期に、全国からの頒布と通販で成り立つあのイベントを開催していただいたことは、私にとってはとても有意義だった。うん。
もし、またの開催があるとしたら、やっぱりお手伝いしたいと思います。 

アンソロジー『百花迷草』参加

うさうららさん(@usaurara)主催のアンソロジー、『実在しない花』をテーマにした140字以内の文章や詩など、61作が綴じられています。うささんの御本は布を活かすことが多い手製本。これも重厚で素敵な装丁です。

小部数ですぐ完売したそうなので私も入手できてないのですが、どこかで誰かの本棚に、わたしの作品が入ったうささんの御本があると思うと嬉しいな。

6月

ペーパーウェル06 『私たちは朝を下校する』 テーマ:散歩

シンプルなラブストーリー、久々に書いた気がします。
幼馴染のタヌとヨンタ。小学生のころとは違うお互いの姿。口にできない思いを抱えながら、朝までのせつない散歩……

折本形式ですが、下のリンクから無料ダウンロードできます。

https://booth.pm/ja/items/3053849

8月

おうちdeちょこ文 折本フェア 参加 『月刊みのぞみライフ 特別増刊号』

世界観共有企画『幻奏世界』のフリーペーパーを作りました。
本当はもっと広告入れたりしたかったんですけど、折本8ページに表紙・インタビューや次号予告を入れると、そんな余裕はなかった!
楽しかったです。

これも折本形式ですが、下のリンクから無料ダウンロードできます。

https://phosphorescence.booth.pm/items/3207092

10月

一箱静マル@ヒガクレ荘 参加(幻奏世界)

静岡の本屋さんヒガクレ荘様に、幻奏世界の作品たちがお邪魔しました。
ヒガクレ荘様へは伺うつもりでしたが、予定日の直前に大きめの地震があって、家を離れることが心配になったので断念。ざんねん。

新刊『晴れた日にメメントモリ』は、二つの物語が交錯する日常系現代ファンタジー。
この作品で初めて、フォロワーの雲鳴遊乃実さま(ココナラ yunomissさま)の有料の下読みを利用しました。時制や人称のあやふやなところをたくさん指摘していただいて、そのときの焦りが12月の『文体の舵をとれ』の自主練につながっていきます。

この時に、『設定を同じくした二つの物語が入れ替わりに語られることで、派手さはなくとも、特殊な世界の情景が次第に穏やかに開けてくる。それがとても楽しかった』という感想をいただいた。
それで思い出したのが、以前、別の作品で某賞をいただいた時の講評。『断片風の前半と自己解説風の後半がややバランスを失している(中略)にもかかわらず、やはり両者を結び付けたところにこの作品の魅力があることも確かなのだから困る』

この二つの評は、同じことを違う目線から見ているんじゃないか。おそらく構成に対する感覚は私の根っこであり、課題なんだろうとアタリをつけたわけです。
まあ、アタリをつけただけで、細かく分析はできてないんですけど。
そんな気づきがあった作品です。

ヒガクレ荘さまにお邪魔したのは手製本だったのですが、今年、製本・頒布出来たらいいなと思います。

11月

 Twitter企画ノベルバー 参加 『November Steps』

この企画は、Inktoverの小説版。11月、30日間分のお題に沿って、本来は毎日投稿するものですが、んなもん、なんでも三日坊主の私にできるわけがない!と去年は指をくわえて見てるだけだったんですよね。
でも、企画主様がゆるく運用してくださったおかげで、書けない日を間にはさみつつも完走することができました。ゴールは12月でしたが。

失踪した妹を探す兄と便利屋のミステリーです。当初の予定ではもっと走り回るはずが、思いのほかこじんまりとした展開になってしまって、中途半端だったなあという反省……。
日々のお題と、「一日あたりおおよそ600字」と自分で縛りを作っていたことで、視野が狭くなっていたようにも思うのですが、逆に、その縛りがあったからこそ完走できたとも言えるので、面白い体験でした。
そのうち製本する予定なので、伏線やオチは変えずに加筆修正しなくてはいけないですね。

12月

Twitter300字SS 参加『今は昔、電話ボックスというものありけり』お題:箱

ノベルバーを書いている途中だったので、いつもにも増して300字を短く感じましたね……。結果、会話だけになりました。

『文体の舵をとれ』演習

これに関しては、この本かなり売れてるみたいなので特筆すべきことはないと思うんですけど、練習問題をちまちま進めています。いま人称の使い分けのところ。
練習問題には気づきが多いんですけど、それ以上に、グゥインさんの創作論が楽しい。楽しいというか、たぶん私の創作に対する姿勢に合致してるんだろうなあ、励まされるんだよね。まさに『舵をとる』方法を教えてくれてるのであって、「あそこへ向かいなさい」というような指示ではないところが好き。

2021振り返りと2022抱負

2021は、公私ともに学びの年でした。
仕事でも、子育てでも、創作でも、「ここを越えたらちょっと変わりそうだな」という見通しが立って、それに付随する学びがありました。
2022年は、実際にそれを越えていく年。
なんとなく越えるのではなくて、ちゃんと「これが壁、これを越える」と意識して越えたいと思っています。

以下は今年やりたいことリスト
・BALMアンソロ(参加は決定してるので、掌編2作、エッセイ1作書く)
・『あなたを埋めるノート』作成・頒布
・『この本に出会った日の(ことを書いておく)しおり』販売
・『あなたとわたしをつなぐ本 青』執筆・頒布
・『宵闇の溢れて朝』シリーズ新作(メラクの旅)執筆
・『晴れた日にメメントモリ』入稿・頒布
・『Bitter, not Sweet』執筆
・『November Steps』入稿・頒布

このくらいなら、今年と比較して多いとも言えないのでやれそうな気がする。
いや、書くだけならいくらでも書けるんだ、そうじゃなくて……
「これが壁、これを越える」と意識して、ものづくりしたいですね!
これに尽きます。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
今年もおつきあいいただけたら嬉しいです。
面白い一年にしようね!

2022 元旦  燐果