《bar ティアドロップス》

そこは、駅から10分の裏路地。 《bar ティアドロップス》 今にも力尽きそうな古い看板と、年季の入った木製のドア。 これまでに何度も、立ち止まって看板だけ眺めては踵を返す、ということが続いている。 「…まあいいや。どう(続きを読む)


タンデム・パラレル・センチメンタルな夜

#1 アパートに帰って、もう一時間になる。 その間、エアコンはフル稼働して、私の部屋は熱帯から温帯にまで涼しくなった。 もうエアコンを止めて窓を開け、シルフの出入りを待っても良いのだけれど、動けずにいる。 仕事のスーツの(続きを読む)