夜を掬う —宵闇の、溢れて朝[序章]—

ここは東の最果て。切り立った断崖の遥か下に、白い波が現れては消える。 この高さだけをみても、大昔、身投げの名所だったという話は理解できる。ましてや、満月の夜ならばその遺体は人魚に弔われるのだとか、波間…

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